デブ親爺の自転車ダイエット

escape R3に乗ってダイエット

カオスな牛丼屋

飲食店で「まわらない」という状態がある。

注文受け 調理 提供 会計

この内でどこかが滞ると「まわらなくなる」

大体は厨房から波及する。

 

少し前の出来事

終電の1本前の電車で最寄り駅へ。

駅前で開いているのはコンビニと牛丼店のみ。

酔っ払った〆に牛丼でもと立ち寄った。

ざっと店内を見回すと8割の入り。

約20人の客がいるが食べているのは2人だけ。

「こりゃ駄目だ 完全にまわってないな」思いながらも食券購入。

新人とおぼしきおばちゃんはウロウロするだけで水も出ないし食券の半券もとらない。

多分厨房では新商品の定食でまごついているのだろう

本を読んで待つこと10分。

ついに客の1人が「牛丼一杯にいつまで待たせんだ!」と叫ぶ。

店員のおばちゃんはオロオロしながら厨房に「牛丼一つ最優先で」

言っちゃたよ!

絶対言っちゃいけないコールを。

ほどなく到着する牛丼

 

違う客が叫ぶ

「順番がちがうじゃないか 俺のカレーの方が先だろ」

又々おばちゃんの言ってはいけないコールが厨房に

「カレー最優先で」

すぐに出てくるカレー

 

違う客

「怒鳴らなきゃ出てこないなら俺も怒鳴るぞ」

更に違う客

「それなら俺も怒鳴るぞ、早くしろ」

店内に怒号が飛び交う。

 

私は怒鳴ったりしなかったが程なく牛丼が到着。

私を睨む他の客。

もうそこから先はカオスです。

 

さらにもっと昔々30年も前の忘れ等ない光景。

渋谷のNHKの近くにある吉野家

時間は夜中の2時

付近に開いている店がない状態。

店内はほぼ満席。

店員はなぜか一人きり。

食券制でもない吉野家に新人と思われる店員が捌ききれなくなっている。

もういちいち注文聞かない。

適当に牛丼並みを5~6食作って

「並の人」と客に向かって叫ぶ。

客は手を上げながらハイ ハイ と自分をアピール。

次は同様に大盛を幾つか作って配給所のように配っていく。

それを何回か繰り返して捌いていた。

年寄り相手の催眠商法の現場を想像してもらえればわかりやすいと思う。

「卵1パック10円で買いたい人」

「ハイ」「ハイ」「ハイ」

こんな感じで捌いていた。

多分新人店員だと思うが、すごい発想である。

地頭が良い悪い何て言い方があるが、この店員は頭がいい。


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飲食店でまわらなくなると本当につらい。

飲食店の店長経験者の私の本音。