友人と熱海に飲み会旅行へ行った
飲み会旅行は大江戸温泉グループが多いのだが
今回予約しようとしたら何故かやたらと高い
丁度観光シーズンに入ってそれなりの値段になっているだけなのだが その価格で予約するのが何だか負けた気になる
そこで久しぶりの伊東園グループ
ローマ風呂で有名な大野屋へ
昔はテレビでCMが流ていたな
熱海の大野屋はだいぶ昔に泊まった事がありあまり良い印象なかったのだが仕方がない
当日は熱海のスーパーでつまみと酒を調達してからチェックイン
久しぶりだけど 記憶通りの古さ
昭和レトロなんて言い方もあるけど 純粋に昭和の豪華さ
入口のガラスの汚さもうらぶれ感があって良い
意地でもガラスは磨かんぞという気概が見て取れる
でも何かオッサンの心にはグッとくる良さが感じられる
かつては人気リゾートホテルだっただけあって館内は増築増築で複雑
部屋に入ってドアの内側に避難経路図が貼ってある
平面図の中に「女中控室」なんてのも書いてあってちょっと嬉しい
昭和40年代には新婚旅行で来るようなホテルだから当然女中さんも各フロアに配置されていたのだろう
さて チェックインしたらまずビール
風呂で倒れないように一本飲んだところであとは我慢
早速ローマ風呂へ行こうとと思ったらローマ風呂は入れ替え制で男は20:30から
もう一つの花の湯に入る
レトロ感満載のタイル張りの壁
花の絵がタイルで描いてあるから花の湯か
私は他にはない懐かしさで楽しかったが人によってはボロいとしか感じられないかもしれない
風呂の後は食事
以前利用した時の印象として伊東園のバイキングといえば料理がみんな茶色いと思っていた
たこ焼き 焼きそば 唐揚げ 筑前煮 豚汁
あとは炭水化物ばかり
並んだ料理がみんな茶色で華やかさがない感じ
ところが今回大野屋のバイキングは違った
ちゃんと色がある
刺身 寿司 フルーツ 揚げ立て天ぷら
全てが美味しい訳では無いが充分に楽しめる
自分でディスペンサーから抽出する酒類も好きなだけ席に持っていけるのが嬉しい
食事の会場を見渡せば何とジジババの多いこと
平日ということもあるがこれほどジジババの比率の高いホテルはそう無いと思う
逆を言えば年金暮らしの老人でも気軽に来れるホテルの存在はありがたいことでもある
今回の宿は和洋室の広い部屋で飲み放題が付いて1人12,000円とちょい
2週間前に行った北川温泉の旅館の半分以下だ
食事の後でまた風呂に入るのであまり酔わないようにして食事は終了
今度はローマ風呂
前回来た時はただ広いだけと思ったが改装したのかとても雰囲気が良い
このホテルが隆盛を誇っていた頃にはこのローマ風呂は驚くべき広さで持て囃されていたと聞く
今では特段大きさに驚くこともないけれどなんとなく雰囲気が良くてのんびりと楽しめる
部屋に帰れば酒盛りバート2
くだらない話をしながら深夜まで飲む
部屋から見る海の朝焼けが気持ちいい
起きたらそのまま風呂へ
風呂上がりには旅行の最後の〆の朝食バイキングだ
朝から具のないソース焼きそばがうまい
温泉卵をご飯にかける時は先にご飯に醤油をかけておくとより美味しく食べることが出来る
生卵をかけるより温泉卵のほうが黄身の味が濃くて美味しい
うどんやパンも食べたかったが結局温泉卵ご飯をおかわり
提供されていたかまぼこは味も食感も変だし スクランブルエッグは何か混ぜものの味がする
ソーセージはよくこんな味のものを出したな なんて感じなのだが何故か満足度が高い
美味しい不味いなんて感覚よりも楽しいが上位に来ればこうなるのか
伊東園グループ なかなかやるな!
ちなみに館内の自販機で買ったドリンクは伊藤園製でした