デブ親爺の自転車ダイエット

escape R3に乗ってダイエット

味覚が過去を呼び覚ます

先日友人から自由が丘の和菓子店 蜂の家の最中を頂いた

学生時代に自宅と駅の往復では毎日この店の前を通っていた

だから当然名前は知っていたが その商品は食べたことがないと思っていた

頂いたのは繭最中

パッケージはこどもの日仕様となっているため当然見覚えはない

袋を開けると繭の形をした小さな最中

「見たことがある」

そして一口食べてら一気に過去の情景が一気に頭に浮かんてきた

いただきもので子供の頃何度も食べた味だ

兄弟三人で大喜びしながら食べた味だよ これは!

大喜びする子供をみて笑っている母の顔も浮かんでくる

忘れていた記憶が味でフラッシュバックするってすごいな

蜂の家の繭最中はタイムマシンだ!

一口で半世紀前の自分に会える

 

このちょっと前にも懐かしい味を再現して感じたことを書く

子供の頃近所に「増田屋」というそばやがあった

この店のカレーは出前で取って食べるのが一番美味しい

玉ねぎと豚バラ肉がちょっとだけ入った具の少ない黄色いルーの上にはグリーンピースが数粒

そしてその黄色いカレーの表面は膜が張っている

家で食べるカレーとは全く別物のカレー

粘度が高すぎてご飯に染み込まずにご飯の上に留まっている

そんなカレーが食べたくて、色々とレトルトカレーを探したが がなかなか黄色いカレーはない

売っていなければ作るしかない

ネットで色々調べて作ってみた

カレー粉を大さじ1とすると小麦粉は大さじ10杯分

カレー粉の10倍の量だ

こいつを和風だしのスープに溶いていく

作っている時は本当にこの量でいいのか不安であった

ほとんど小麦粉でカレーの味がするのか?

出来上がったカレーはまさしくあの増田屋のカレーだ

食べてみるとと器に盛ったそばから表面に膜が張っていく

かみさんにも食べさせたが、あまり評判は良くない

かみさんの感想は これはカレー風味の別の食べものである

このカレーは 「美味しい」「不味い」 ではなくて「懐かしい」なんだ

昔はこのカレーがごちそうだったことがあるのがちょっと不思議に感じる

でも食べているとその頃の出前持ちのあんちゃんの顔や声も思い出す

懐かしい実家のちゃぶ台の形や色までも頭に浮かんでくる

食べることで過去に旅をして  子どもの頃の自分に会ってくる

ちょっと楽しい経験だ