上野の国立博物館で桃山展を見てきた。
このご時世予約制となっており混雑もなくゆっくりと見ることが出来た。
目当ては長谷川等伯の松林図屏風
実に素晴らしい。
唐獅子図屏風と隣り合わせの展示。
トンでもない贅沢な展示
しばし時を忘れて見入ってしまった。
松林図の靄の湿度感がすごい。
今まで何度も写真では見てきたが実物は全く違う
平面の写真と比べて本物は屏風の奥行きが絵に立体感を与えている
展覧会の展示物を全て見終わった後に再度松林図屏風を鑑賞し直した
その他多数の国宝、重文指定の美術品が集められていて頭の許容量を越えてしまった。
ただ理解出来ないのが茶の湯の道具。
ただの歪んだ茶碗がそんなのすごいのか?
スーパーのイベントの瀬戸物市で千円で売っていいる湯飲みとそんなに違うの?
千利休や織部のようなその道の権威が誉めたから名品なのかそれともその茶碗は誰が見ても名品なのか
残念ながら私には理解できない。
芸術が頭の許容量を越えると何も考えられなくなってしまう
ここで等伯の松林図屏風についての上映をしている
有料だがこれは見る価値有り
ここでの解説で松林図は何かの下絵であった可能性に触れていた
果たして等伯はこれを描い時にこの作品が自分の作品のなかで最も有名になり 後に国宝 国の宝として400年以上も大切に保管され人々を感嘆させてしまう事を想像しえたであろうか?
ひさしぶりの博物館は楽しい。
普段なら博物館を出た後は御徒町の居酒屋で
ビールで頭をクールダウンさせるのだが
今回はカミさんが一緒なので横浜で夕食
崎陽軒の本店ビルで何故かイタリアンを食べて帰宅。